銘菓の装い

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ぴーなっつ最中

「晴々」笑顔の参詣土産

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 正月三が日だけで三百万人もの初詣客が訪れる成田山新勝寺。「成田のお不動さん」と親しまれている古刹の表参道に、なごみの米屋がある。
 120年余の歴史を紡ぐ菓子店の看板商品は、初代が新勝寺の精進料理に想を得たという「栗羊羹」。どこを切っても栗がごろごろ。観光地土産の筆頭格の名品だ。
 さらに、もう一つ、大人気の名物菓子がある。千葉特産の落花生の形をした最中種に、ピーナッツの甘煮を煉り込んだ風味豊かな餡を詰めた、その名も「ぴーなっつ最中」。
 味も独創的なら、姿形もユニーク。加えて、箱のデザインの斬新なことといったらない。地中で実をつける落花生の姿が鮮やかな赤白の線だけで表されていて、箱全体も落花生。これが、平成10年(1998)の発売当初からのデザインだと聞いて、その古びない美しさに驚かされる。
 誰をも笑顔にするお土産を手に、参詣の帰り道は晴々楽しい。

なごみの米屋

住所 千葉県成田市上町500
https://www.nagomi-yoneya.co.jp